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- 顎関節症について
顎関節症と不正咬合についてご説明します
「顎や顎関節が痛い」「顎がカクンとなる」「顎を開閉すると音がする」「口が開きづらい」などの症状が慢性的に続く場合は顎関節症が疑われます。はっきりした原因がわかりにくいことが多いのが顎関節症の特徴です。そして日本では一生の間に2人に1人は経験するといわれるほど多くの方が経験する病気でもあります。
こちらでは、顎関節症についてお話しします。また顎関節症を引き起こす可能性もある、さまざまな歯並びや噛み合わせの乱れ、「不正咬合(ふせいこうごう)」についてもご説明します。
顎関節症とは
顎関節とは耳の穴の前にある関節です。顎は食べ物を噛み切ったり、細かく砕いたり、すりつぶしたりと前後左右上下に、さまざまな動きをします。加えて、関節は左右の2ヶ所にあるので、それぞれにつながる筋肉がうまく作用しないと咀嚼(そしゃく)や発音が妨げられてしまいます。
「顎が鳴る」「顎が痛む」「口がうまく開かない」など顎まわりの違和感が続く場合、総称として顎関節症と呼びます。そのため症状や要因はさまざまです。診断が難しい顎関節症は、放っておくと頭痛や肩こり、耳鳴りなどの原因となることがありますので、気になる症状がありましたら、一度、佐賀県佐賀市駅南本町の矯正専門医院、「こんどう矯正歯科」にご相談ください。
症状・診断・治療
症状
さまざまな痛みやこり | 顎の動きの制限 | 顎の関節の異音 | そのほか |
---|---|---|---|
顎のまわりや「こめかみ」、首筋などの筋肉の痛みや「こり」、顎の関節部分の痛みなど。 | 顎を左右に動かしにくい、口を大きく開けられない、物がよく噛めないなど。 | 「ギシギシ」「ミシミシ」「シャリシャリ」もしくは「カクン」などの音がする。 | 頭痛や耳鳴り、手足のしびれやめまい、鼻やのどの違和感など。 |
診断
顎関節症はさまざまな要因が考えられる病気です。診断するためには数種類の検査が必要です。
- 病状の経過や
全身状態などの問診 - 噛み合わせ状態の診査
- 顎関節の
レントゲン撮影 - CTやMRI撮影
- 筋電図
- 顎の動きの測定
- 内視鏡で関節の診査
治療
治療法も症状や顎の状態、お口の状態によりさまざまです。まずは考えられる要因について患者様にご説明します。要因をご理解いただくことでセルフケアが可能になるからです。「認知行動療法」に基づいたセルフケアについてアドバイスします。
また必要に応じて「薬物療法」や「理学療法」を併用します。取り外し可能なマウスピースを就寝時などに装着していただく「スプリント療法」は、顎の関節への過度の負担の軽減につながりますので、ほかの療法と同時進行で行うことがほとんどです。
- 1.患者教育
- 2.認知行動療法に基づいた
セルフケアの指導 - 3.薬物療法
- 4.理学療法
- 5.スプリント療法